鋼板製煙突の点検・診断
点検調査方法(鉄塔支持型煙突の場合)
01.筒身の目視調査
梯子や踊場を利用し、目視または望遠カメラによる点検や板厚測定を行います。筒身の腐食、変形・穴あきや塗膜の変色、剥離、発錆等について調査します。
02.鉄塔各部の目視調査
鉄塔部材や各部材交点の仕口、継手等を対象に目視点検を行います。部材の腐食、変形、破断や異常振動、接合部のボルトの緩み・抜け、発錆等について調査します。
03.安全設備・付帯設備の調査
踊場・小休憩所の床材や手摺り、昇降設備、航空障害灯設備を対象に点検を行います。部材の腐食、変形・穴あき、破断やボルトの緩み・抜けがないか調査します。
04.二次点検調査
上記01~03の一次点検で異常が認められた場合には二次点検(詳細点検)を行います。点検は煙突にゴンドラまたは吊り足場を設置する等の方法により、異常が発見されたエリアに近接して行います。目視、写真撮影のほか、板厚測定やテストハンマーによる打診調査を行います。