株式会社ツカサテックでは担当領域において専門知識やスキル、経験を積み上げていく一方で、部門や職種にとらわれることなくさまざまな業務に多面的に対応し、全体的な視点を持つことによる生産性向上を図っています。設計部では構造設計業務に主軸を置きながら、以下の業務にも取り組んでいきます。
石油、製鉄、化学工場といった私たちの生活に必要不可欠なものを生産する産業プラントや、廃棄物処理やリサイクル等を行う環境プラントなど、さまざまな分野のプラントで煙突は建設され、メンテナンスを行いながら数十年にわたって使用され続けていきます。
株式会社ツカサテックの設計部では、このようなプラントで必要とされる煙突やフレアスタックの構造設計、構造解析業務をおもに手がけています。新設だけでなく、建設後の状況にあわせた耐震改修や改造工事に伴う構造設計業務等にも計画段階から竣工に至るまで一貫して関与できます。
建築設計において、安全の要となる構造設計。
特に日本のような地震多発地域では、地震に対する耐久性を確保することは極めて重要です。また、高層構造物では強風や台風といった風の影響も大きく、煙突やフレアスタックに対してどのような力がはたらくのかをシミュレーションできる力や、物理的見地からのアプローチが求められます。
新設設計とは異なり、耐震補強工事等を行う場合には、対象となる構造物の現在の状態を詳細に調査し、その劣化状況や諸条件等から十分な評価を行い、耐震補強方法や補強範囲の検討を進めていきます。
現在、一定規模以上の建築物の構造設計については構造設計一級建築士が自ら設計を行うか、構造設計一級建築士に構造関係規定への適合性の確認を受けることが義務付けられています。
構造設計一級建築士となるためには、一級建築士として5年以上、構造設計業務に従事した後、登録講習機関が行う講習課程を修了することが必要となります。当社では一定規模以上の建築物に該当する高さ60mを超える高層煙突の時刻歴応答解析等にも対応しているため、市場価値の高い設計技術者としてのキャリアの充実を図ることができます。